
調整式ピロテンションロッド
調整式ピロテンションロッドはロッドの長さを長くしたり短くしたりすることでキャスター角の調整ができます。
😎 取り付け作業
純正のテンションロッドを取り外していきます。
矢印のナット2個、ボルトとナットのセット1個を外せば純正のテンションロッドは外れます。
左右の純正テンションロッドを外したら、調整式ピロテンションロッドの長さを調整していきます。
純正の寸法に大体あわせば大丈夫です。
長さが調整出来たら調整式ピロテンションロッドを取り付けて、ピロボールの部分がまっすぐなるように位置を調整してロッドの調整部分のネジを固定できたら完成です。
キャスター角の数値を変更すればどうなる?
純正の数値よりキャスター角を増やすと車の直進安定性が良くなります。キャスター角を減らすと車が曲がりやすくなります。
シルビアや180SXの場合は調整式ピロテンションロッドを短くするとキャスター角が増えてトーアウトになっていきます。テンションロッドを純正より長くする場合や短くする場合はトー調整が必要です。
シルビアや180SXの純正のキャスター角は6°50’ぐらいですが、設定の数値を7°50’ぐらいにするとハンドルを切った時にワンテンポ遅れて車が曲がっていく感じになります。
ドリフトをする場合はキャスター角を純正の数値より増やすことによってテールが流れ出す速度が遅く感じますし、ハンドルの戻りも早くなるのでドリフト中の操作はしやすくなる方向です。
キャスター角を付けすぎるとフロントバンパーに干渉したりコーナーをまがりにくなるのでほどほどにしといた方が良いですね。
ただ、キャンバー調整やトー調整をうまく組み合わせることによって、キャスター角を増やしたときの曲がりにくさを解消することもできます。
純正のテンションロッドのブッシュ部分は年式的に劣化やひび割れをしている車が多いと思います。
調整式ピロテンションロッドに変えることでハンドルのフィーリングも良くなりますし足回りのセッティングの幅も増えますので交換してみてはどうでしょうか😊
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