イグニッションコイルの故障?寿命で交換が必要なコイルの見分け方 

イグニッションコイルの抵抗値をテスターで測定して故障の症状が出ているコイルを特定する方法

 

スカイライン(ER34)で故障しやすい場所は、ダイレクトイグニッションコイルコイルですね。

 

ER34にはイグニッションコイルが6個あります。その内の1個でも故障しているとアイドリングが不安定になったり、加速時に吹け上りが悪くなったりします。

 

完全に故障していれば、故障した部品を特定して交換すれば良いのですが、エンジン始動時は問題なくて一定時間アイドリングしているとてアイドリングが不安定になったり、アイドリングは普通でも高回転時にだけ失火して吹け上りが悪いなどの症状の場合、どのイグニッションコイルが、故障しているか特定しにくい思います。

 

イグニッションコイルを6個すべて交換すると高額になるので、何とかピンポイントで故障している場所を特定できないかといろいろ試してみたら、高い確率で場所を特定できる方法がありました。

故障しているイグニッションコイルを特定する作業

 

 

まずイグニッションコイルを外して、抵抗値を測定します。

 

 

 

故障していないイグニッションコイルの抵抗値は

1.44kΩ 1.47kΩ 1.47kΩ 1.47kΩ でした。

 

 

エンジン始動時にアイドリングが不安定でエンジンが温まってきたら普通にアイドリングしたり、アイドリングは普通でも高回転時にだけ失火して吹け上りが悪いなどの症状がでたイグニッションコイルの抵抗値は 1.57kΩ 1.59kΩ でした。

 

抵抗値 1.57kΩ 1.59kΩ のイグニッションコイルを、中古在庫で持っていた抵抗値 1.47kΩ 1.47kΩ に交換したら、イグニッションコイルの不具合はなくなりました。

 

イグニッションコイルが使用できるか、できないかを確認した方法

 

中古のイグニッションコイルを在庫で48個持っていたので、在庫の抵抗をすべて測定しました。測定の結果 1.44kΩ~1.47kΩが34個、1.51kΩ~1.59kΩが11個、残りの3個は完全に故障していたので数値がでません。

 

 

イグニッションコイルの故障を修理する場合は、故障していないイグニッションコイルを中古で購入していました。

修理した時は、中古で購入した6個をそのまま交換しているので、在庫していたイグニッションコイルは、故障しているコイル、故障していないコイルが混ざっている状態で在庫しています。

 

抵抗値を測定するようになってから、イグニッションコイル不良の車両を3台修理する機会がありました。その車両の故障していると思われるイグニッションコイルの抵抗値は1.52kΩ~1.58kΩ。

 

抵抗値が1.52kΩ~1.59kΩ以上のコイルを、抵抗値が1.44~1.47kΩのコイルに付け替えたところ、3台ともイグニッションコイルの不具合はなくなりました。

 

中古で在庫していた抵抗値1.52kΩ~1.59kΩのイグニッションコイルが故障しているか確認する為、抵抗値が1.52kΩ 1.55kΩ 1.58kΩ 1.59kΩのイグニッションコイルを別の車両に1個づつ取り付けてみました。

 

そうするとエンジン始動時にアイドリングが不安定だったり、エンジン始動時は問題なくて一定時間アイドリングしているとアイドリングが不安定になったり、アイドリングは普通でも高回転時にだけ失火して吹け上りが悪いなどの症状がでました。

(抵抗値が1.51kΩのコイルもありましたが、故障する時期に入っていると考えて、確認はしませんでした。)

 

 

完全に故障している場合の抵抗値。

イグニッションコイルが完全に故障している場合は、エンジン始動時にアイドリングが不安定になっているのですぐに特定できると思います。

 

まとめ

中古で在庫していたイグニッションコイルの抵抗値で結論を出すと、1.44kΩ~1.47kΩのイグニッションコイルは使用が可能で、抵抗値が1.51kΩ~1.59kΩイグニッションコイルは故障していると考えられます。

新品のイグニッションコイルを測定できれば使用可能な抵抗値の基準が分かると思います。

サーキットテスターの性能で多少、抵抗値が違うかもしれません、イグニッションコイルの故障の症状が出た場合、とりあえず6個とも外して抵抗値を測定していけば1個か2個、他のコイルより抵抗値が高いコイルがあると思うので交換する目安にはなると思います。

稀にイグニッションコイルのハーネスがアイドリングを不安定にすることもあります。

シルビア(S15)のイグニッションコイルや他のコイルでも応用できそうです。

 

確認した車両が少ないので確実とは言えませんが、修理の目安にはなると思います。

 

そうは言っても6個新品にする方が確実です。

 

新品に交換する場合、純正部品の方が金額は高いのでスプリットファイア スーパーダイレクトイグニッションコイルなどに交換するのが良いでしょう。😊

 

 

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