ラジエーターの役割
一般的にラジエターの取り付けられている場所は、エンジンの前です。
ラジエーターに風が通ることでラジエーター内部で循環している冷却水が冷やされます。
ラジエーターが水漏れを起こした場合、エンジンを冷やすことができないので、エンジンがオーバーヒートします。
エンジンがオーバーヒートするとエンジンガスケットが抜けたり、ひどい場合にはエンジンが焼き付いてしまします。
ラジエーターはエンジンの温度を管理する上で重要な部品になります。
😎 シルビア 180SX
S13系のシルビアと180SX(H6年式までの車両)は、エアコンの電動ファンが純正で付いていないので夏の気温が高い時期にエアコンが効きにくくはないですか?
年式的にファンカップリングの調子が良くない車両も多いです。アイドリング時の風の引き込みが弱いので夏の気温が高い時期にエアコンをかけると水温が上昇してませんか?
ラジエーターを社外品に交換すると水温の上昇を抑えることができますし、電動ファンを付けることによってエアコンを入れたときにラジエーターやコンデンサーに多く風を当てることができるのでエアコンの効きが、かなり良くなると思います。
今回は180SXにBLITZ(ブリッツ) RACING RADIATOR Type ZS(S14、S15)とS14の電動ファンを取り付けました。
ラジエーターの取り外しは、ラジエーターを固定しているステーを2か所取ってラジエーター入口側とラジエーター出口側のラジエーターホースをエンジン側で外します。
ラジエーターを外すときにカップリングファンが当たって取り外せないので、ファンシュラウド下側に付いている細長いプラスチックを先に外します。
高温時にラジエターキャップ外すと圧でラジエーター水が飛び散ってやけどをする可能性があるのでラジエーターキャップを外す時はラジエーター水が十分に冷えてからを外す必要があります。
電動ファンを動かすためにリレーを取り付けます。
① ボディーアース
② エアコンがONになったときに流れる電源(10Aのヒューズを配線の間に入れる)
③ 電動ファンのカプラーにはめる
⑤ バッテリーの+端子から直接電源を取る(30Aのヒューズを配線の間に入れる)
・ 電動ファンのアースはボディーアース
②のエアコンがONになったときに流れる電源は、エアコンリレーからエアコンコンプレッサーに行く間の配線から取ります。(一番わかりやすい場所はエアコンコンプレッサーにあるカプラーの線(青/緑)です。)
S13系のシルビアと180SX(H6年式までの車両)はコンピューター端子配列の中に電動ファンの信号が無いのでエアコンの電源を信号として使います。
S14、S15、H6年以降の180SXはコンピューター端子配列の中に補助電動ファンリレー制御信号があるので純正で補助電動ファンリレーがあれば ①が補助電動ファンリレー制御信号 ②がイグニッション電源です。(S13にS15エンジンなどを載せ替えたときに電動ファンを取り付ける場合は補助電動ファンリレー制御信号が使えるので配線を綺麗にまとめることができます。)
リレーの取り付けが終わったらファンシュラウドを付けてラジエーターを車両に取り付けていけば完成です。
S13系にS14、S15のラジエーターを取り付ける場合はラジエータ-を固定するステーを加工して取り付ける必要があります。
まとめ
13系のラジエーターをそのまま使いたい場合は、平成6年以降の180SXの電動ファンを流用するのもいいですし、ビリオンさんの押し込み型の電動ファンをコンデンサーの前に設置するのも良いと思います。
基本的にファンカップリングの調子が悪いと羽根の部分が空回りしてエンジンルーム内に十分に風が引き込めず水温が上がり気味になるので早めに新品に交換した方が良いと思います。
ドリフトをするならECR33やER34についているRB25エンジンのファンカップリングに交換する方がいいですね。
エンジンルームに引き込む風が強くなるので走行中の水温が安定しやすいですよ!
夏に水温を安定させるためにも社外ラジエターに交換してみてはどうでしょうか😊
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