車でスポーツ走行やサーキットで走行する時に社外の機械式デフは必需品です。
純正のデフの場合、コーナーを曲がっている最中に内側のタイヤが浮くと動力が伝わりにくいですね。
機械式デフを入れることによって、タイヤの回転さが無くなるのでコーナーを早く曲がることができたり、ドリフトができるようになります。
😎 シルビア 180SX
NISMO GT L.S.D.pro 取り付け作業
先にドレンボルトのネジを外してデフオイルを抜いておきます。
キャリヤケースを外すため、サイドフランジ、プロペラシャフトなどのネジを外していきます。
車体からキャリアケースが外れたら、サイドフランジ左右とキャリヤケースカバーのネジ14mmを8本緩めてカバーを外します。
ネジを外してもキャリアケースのカバーが取れにくい場合はプラスチックハンマーなどで軽くたたけば取れます。
サイドフランジ左右を取るのにスライドハンマーが無ければ、矢印の場所を大きめのハンバーで叩けば外せます。
取れにくければ場所を変えてください。
デフケース取るために矢印の場所にある17mmのボルトを外してサイドベアリングを止めているサイドベアリングキャップを外します。
キャップを外す前にキャップに左右と上下が分かる印をつけた方が良いと思います。
バールを使用してデフケース取り外しますが、中身を取り外す時に左右サイドベアリングの受け、左右のアジャストワッシャー、スペーサーも一緒に外れます。
その時に左右のアジャストワッシャーが下に落ちて、左右どちらについていたかわからなくなる可能性があるので注意しましょう。
出来ればデフケースを外す前に、色のついたマーカーで左右が分かるようにアジャストワッシャーに色を付けておくと安心です。
デフの中身が外れたらリングギヤを外してボルトと一緒にブレーキ―クリーナーなどで清掃します。
ボルトとリングギアのボルト穴にはロックタイトのカスが残っているので綺麗に取り除く必要があります。
洗浄ができれば新品の機械式デフにリングギアを取り付けていきます。
リングギアのネジには必ずロックタイト(ネジの緩み止め)を塗りましょう。
万力でデフケースを固定してネジを締め付けていきます。
締め付けトルクは
標準型ボルトサイズ(M12) で132.3~152.0 N-m (13.5~15.5 kgf-m)
強化型ボルトサイズ(M13)で176.5~196.1 N-m(18.0~20.0 kgf-m)
キャリヤケースカバーとキャリアケースの中を清掃してオイルシールを新品に交換します。
オイルシールを交換する前にどれぐらいの位置で付いているのかデフの内側から確認はしておいた方がいいです。
古いサイドシールの跡が残っているので大体わかりますが押し込みすぎには注意しましょう。
あとは、左右のサイドベアリングの受けをデフケースに付けてキャリアケースに組み付けます。
そして左右のアジャストワッシャーを入れていきます。
次にスペーサーにギアオイルを塗ってキャリアケースとアジャストワッシャーの間に入れて組み付けます。
(スペーサーは入りにくいのでプラスチックハンマーなどで軽くたたいて入れていきます。)
スペーサが入ったらベアリングキャップを組み付けてボルトを取り付けます。
ベアリングキャップのボルト締め付けトルク
88.2~98.0 N-m (9.0~10.0 Kgf-m)
サイドフランジを入れたあと、バックラッシュの調整と歯当たりの点検をして問題が無ければ、キャリヤケースとキャリアケースカバーの間に付属のパッキンを入れてネジを締めていきます。
最後にデフオイルを入れてキャリアケースを車体に組み込めば完成です。
新品の機械式デフを入れたあとは慣らしが必要なのと、慣らしが終わったらデフオイルを交換して下さいね。
NISMO GT L.S.D.proの特徴として
サイドフランジ取り付け部センターに19mmのボックスレンチをセットすることで「Low」「Mid」「High」の3段階でイニシャルトルクの調整が可能です。
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